ORACLE7.3のコールドバックアップの方法
この方法は、他のユーザが使っていない時に、オラクルを完全に停止してデータをバックアップする方法です。
(現在、アークサーバで行っているバックアップはオラクルを停止せずに行っているバックアップです。)
オラクルを停止して行うバックアップは、普通のコピーと同じ方法でデータの複製ができますから、オラクルの複雑な機能を考えずに安心してバックアップがとれます。
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【コールドバックアップの手順】
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0.ここからの手順はすべてサーバ機で行います。
1.オラクルエージェントを停止する。
    ・コントロールパネルのサービスで、[ORACLE AGENT]を停止する。
    (これをしておかないと次のSHUTDOWNで失敗するおそれあり)
2.オラクルを停止する。
    ・DOS窓を開ける
    ・SVRMGR23↓              サーバマネージャの起動
    ・CONNECT INTERNAL/password↓    接続
    ・SHUTDOWN↓             オラクルの停止
    ・EXIT↓             サーバマネージャの停止
3.オラクルサービスの停止
    ・コントロールパネルのサービスで[ORACLE *]をすべて停止する。
4.データのバックアップ(だだのコピーだよ)
    ・D:\ORANT\DATABASE\*.* をすべてコピーする。
    ・アーカイブログも念のためにすべてコピーする。
    アーカイブログの作成先はD:\ORANT\DATABASE\INITORCL.ORAの中に
    記述されています。
    LOG_ARCHIVE_DEST= @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
    同じくINITORCL.ORAの最初のほうに記述されている
    CONTROL_FILES=(@@@@@@@@@@@@@@@@ @@@@@@@@@@@@@@@@)
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~
    も気をつけてコピーしておいてください。別のフォルダーにしてある
    場合があります。
5.オラクルの再起動
    コントロールパネルのサービスで手順1、3で停止したものをすべて開始
    にします。
—以上—-
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【コールドバックアップからデータを戻す手順】
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0.これからの作業はすべてサーバ機で行います。
 また、再トラブルになきこまれないように、現在の状態のデータも上記バック
 アップの手順で再度コピーしておくことを強く推奨します。
1.バックアップの時と同じで順(手順1,2,3)でオラクルを停止させます。
2.バックアップしたフォルダーの中身をすべて削除します。
 これからバックアップしたものをここに戻しますが、バックアップした時点か
 ら増えたファイルがあるとまずいので、削除が必要なのです。
3.バックアップしてあるデータを元の位置フォルダーにコピーします。
4.オラクルを起動します。(バックアップ手順5と同じ)

